昨夜は八女商工会議所で第2回の伝統工芸ブランド全国展開プロジェクトの「商品開発委員会」が開催されました。
今回のこの事業の総合的な企画を進めていただくマーケティングプランナーの坂本潔氏に、「企画」の進め方の基本的な考え方の説明を受けました。
企画の要旨
伝統工芸のまちとしての「八女ブランド」を確立するために、
リード・オフ・マンとなる商品群を設定(新規に製作、あるいは既存商品・試作品の中から選定)し、
まずはそれによって消費者の目を八女に振り向ける。
その後、それをきっかけとして、八女の伝統工芸品産業の全体像の認知拡大に努める。
この基本的な趣旨に基づいてブランド化についての考え方や、すす方の具体的な方針が説明されました。
委員会のメンバーは伝統工芸のモノづくりの人間ばかりなので、どうしても「新製品」(モノ)を作ることに、思考チャンネルが働いてしまい、「マーケティング」の考え方には、ついていけない部分がありました。
「良いもの」を作れば、必ず「売れる」とは限らない。「伝統工芸品である」ことだけでは、多くの消費者はその商品に差別的優位性を感じることはない・・・・という説明は、成る程と、納得しました。そうした消費者に、八女の伝統工芸品の価値を知らしめる仕組みづくりとしてのブランド化戦略をどう進めるか。
ブランドをブランドたらしめる”差別的優位性”としては2つの方向があると坂本氏は説く。
1.実質的な差別的優位性
品質、機能、デザインなど、実際の使い勝手に関して他よりも すぐれている点
2.意味的な差別的優位性(記号的価値)
それを所有することで自身の精神的満足感を満たすことにな る、その商品にまつわる”物語”
坂本氏の考えの要点は
ブランドとしての”突破力”(消費者の関心を惹きつける力)を獲得するためには、意味的な差別的優位性こそが”決め手”
ということのようです。
そして「一点突破、全面展開」を目指す・・・
モノづくりの人間は、どうしても「商品」そのものにこだわり、作ることにのみ意識が集中してしまいがちです。マーケティングの思考に不慣れな「作り手」としては、勉強する課題がいっぱいありそうです。つくり上手の売り下手・・といわれないためにも、今回の取り組みは、面白そうであり、期待できそうです。
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posted by fusaya at 09:52|
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